Jリーグ小話

toto予想から見た2020Jリーグ展望(J1~後編)

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シーズン前のワクワクを抑えきれず、なぐり書きレベルの展望を続け
「toto予想から見た2020Jリーグ展望(J2~前編)」
「toto予想から見た2020Jリーグ展望(J2~後編)」
「toto予想から見た2020Jリーグ展望(J1~前編)」
をアップしましたが、最後の今日はJ1の残り9チームです。

いつもtotoは外れてばかりの管理人が、超素人ポンコツ予想屋の視点から、鉄板チーム、裏鉄板チームを
探しますが、もちろん、ポジティブではない記載も含まれ、意図しない事実誤認や知識不足に伴う実態を
反映していない記載もあり、皆さんには不愉快な気持ちもあると思いますが、単なる一人のJリーグ
ユーザーの「妄想レベル」の戯言として寛大なお気持ちで許容していただけたら幸いです。

それでは早速、やや厳しい見方もある9チームに行ってみたいと思います。


ポジティブな見方もあるが・・・

〇コンサドーレ札幌
(主なイン)
DF田中駿汰、FWドウグラス・オリベイラ、GKカウィン・タンマサッチャーナン
(主なアウト)
FW岩崎悠人

正直に言えば、昨日記載した上位9チームの中に入れるべきか迷いに迷った札幌です。

昨季はステップアップが期待されましたが、やや好不調の波があり、なかなか安定した戦いぶりとは
いかず、最終的には10位フィニッシュとなりました。

今オフは皆さんご存じの通り、このところのサッカー界の流れとは正反対で、ほとんど選手の移籍は
ありませんでした。契約内容等詳細はわかりませんが、継続性を重視したということで考えれば、
ある意味挑戦的な方向性とも捉えられます。

そういう状況で、編成の評価は賛否あるようですが、有力な大卒組や新外国籍選手を獲得していることを
考えれば、あながちマイナスということはないような気がします。

ただ、昨季10位のチームが優勝を狙うにはどうかという話になれば、少し趣旨が変わる気もしますし、
実際優勝を勝ち取るような勢いが得られる要素は少ない気がします。

それでも各チームが新チーム作りに腐心する中、コンビネーションには全く不安のない点はストロングに
なるとも思われ、何とかスタートダッシュを図りたいシーズンとも言えます。

toto的には、序盤はそういった状況を勘案したいところですが、練習試合やルバンカップの結果も
考慮しながら慎重に見極めていきたいと思います。

〇大分トリニータ
(主なイン)
FW渡大生、FW知念慶、FW高澤優也、MF佐藤和弘、MF町田也真人、MF野村直輝、DF香川勇気
DF小出悠太、GK吉田舜
(主なアウト)
MFティティパン、FW後藤優介、FWオナイウ阿道、MF丸谷拓也、MF嶋田慎太郎、MF伊藤涼太郎
DF庄司朋乃也、GK小島亨介

昨季は苦戦が予想されたJ1再挑戦の舞台で、見事存在感発揮し低迷する実力チームを尻目に、9位に
食い込んでみせた大分トリニータです。

このオフも「狙いを持った補強」を敢行した模様で、最大の懸案であったFWに知念と渡を確保。その他
チームスタイルに合いそうなJ2、J3の有力どころを獲得しており、クラブのマネジメントとしても
進化した姿を見せた印象です。

さすがに2年目となる今季は、各チームの対策も進むと思われますので、昨季以上に厳しいシーズンになる
ことも予想されますが、成績が悪くても、簡単にやり方を変えるようなチームではないことから、最終的
には残留も含め、一定の成績を残しそうな気がしています。

toto的には侮れないチームではありますが、上位相手には本命視は難しいので、どこで波乱を狙うかという
視点で予想していく形になると思われます。


予測不能の両チーム、ビッグクラブの行方は・・・

〇浦和レッズ
(主なイン)
FWレオナルド、DFトーマス・デン、MF伊藤涼太郎
(主なアウト)
DF森脇良太、GK岩舘直

恐らく「予想の取り扱い」の難しさでは、後ほど記載する名古屋と双璧になると思われる浦和です。

昨季のリーグでの不振、賛否がある中での監督続投、例年に比べ主役になれなかった補強動向など
現時点ではネガティブな要素が目に付きます。

個人的にはレオナルド獲得に留まった補強に関しては、流出もない点から特に問題があるとは思って
いないのですが、むしろ、昨季杉本を活かせなかったことから、レオナルドを活かせる戦いの土壌が
あるのかが心配です。

また、今季は3バックから4バックへの移行を図っており、そういう意味で「4バックで選手の能力を
うまく引き出せるか」がポイントになりそうです。

そうはいっても、ACLにも出ない今季、特に選手層に問題があるとも思えず、むしろ続投で大槻監督に
かかるプレッシャーの方が気になります。

「システム変更の戦術徹底が十分でないまま、序盤戦結果が出ない」といった状況になると、再び余計な
迷走が始まる可能性がゼロではありません。

toto的にはそういったことから、序盤はかなり様子見の様相を覚悟しています。
いわゆる「トリプル有力候補」ですかねぇ・・・(-_-;

〇名古屋グランパス
(主なイン)
FWマテウス、FW相馬勇紀、FW山﨑凌吾、MF阿部浩之、MF稲垣祥
(主なアウト)
MFエドゥアルド・ネット、FW赤﨑秀平、MF和泉竜司、MF伊藤洋輝、MF杉森考起、MF榎本大輝

上記記載の浦和同様「読めないチーム」の筆頭格名古屋です。

昨季「優勝も狙える雰囲気」から「残留争い渦中」への転落は全く想定外でしたし、監督交代後も
チームが良くなった形跡はありませんでした。

今オフ自体は力のある選手を補強・復帰させており、「収支」はかなりのプラスなのですが、やはり最大の
懸案は、昨季のターニングポイントであったエースであるジョーの怪我が回復していない点になります。

チーム貢献度の高い山崎を補強したとはいえ「点取り屋」のイメージはなく「好調時のジョー」の代役は
厳しいと思われます。逆にジョーがベストフォームを取り戻すか、代わりの反則級FWを補強するかで、
編成の問題は一気に解決します。

あとは、風間サッカーからフィッカデンティサッカーへの移行という大きなテーマもシーズンが始まって
みないと、どれくらい進んでいるのかわからず、toto的には序盤はむしろ本命視し難いチームになりそう
です。

そうはいっても、歯車がかみ合えば優勝してもおかしくないメンバーが揃っており、何とも悩ましいチーム
になりそうですね・・・(-_-;


残留争いは避け、上位を狙いたい・・・

〇ベガルタ仙台
(主なイン)
FWアレクサンドレ・ゲデス、FWイサック・クエンカ、DFパラ、GKイ・ユノ、FW赤﨑秀平、
MF吉野恭平、DF浜崎拓磨、MF佐々木匠、FW山田寛人
(主なアウト)
FWハモン・ロペス、FWジオゴ・アコスタ、MF梁勇基、FW石原直樹、FW阿部拓馬、MF吉尾海夏、
D大F大岩一貴、DF永戸勝也

昨季も何とか残留争いを潜り抜け、今季は渡邉監督の長期政権から木山監督にバトンタッチした仙台です。

今オフの動向は意外にもかなりポジティブなものでした。
ゲデス、パラらJ初挑戦の選手は様子見も必要ですが、目玉はサプライズだったクエンカの加入。

また、長期政権から移行がうまくいかず低迷するケースも多いとは思われますが、手堅いサッカーをする
木山監督のことを考えれば、多少の時間は必要でしょうが、あまり大崩れするイメージは湧きにくい
印象です。

このようにポジティブな内容が多かったところですが・・・
ここに来て状況が一変しています。

ゲデスと長澤が揃って怪我で離脱。ともに全治8週間となってしまい、序盤戦はFWの軸が2人とも
いなくなってしまいました。

さらに、補強の目玉であったクエンカまで・・・
全治は不明ですが、長期離脱は避けられない模様です。

昨季琉球に在籍したC大阪の山田を緊急補強したようですが、toto的には大きな不安を抱いての序盤戦と
なってしまいました。

いきなり試練の木山監督がどのような采配をみせるのかも注目です。

〇清水エスパルス
(主なイン)
FWティーラシン・デーンダー、DFヴァウド、GKネト・ヴォルピ、FW後藤優介、DF金井貢史、
DF奥井諒、DF岡崎慎
(主なアウト)
FWドウグラス、MF楠神順平、DF飯田貴敬、DF二見宏志、DF松原后、GK六反勇治、
GK高木和徹

昨季は早々の監督交代に始まり、終始残留争いを繰り広げることとなった清水です。

今季はピーター・クラモフスキー監督を迎え、選手の入れ替わりが激しく、落ち着かないオフに
なりました。

やるサッカーそのものが大きく変わる中で、まずは昨年失点ワーストだった守備の立て直しが課題
でしたが、頼みのエースドゥグラスが流出。

そのため、最終ライン、GKに加え、前線も入れ替わりが多く発生していますが、顔ぶれを見ると
ティーラシン以外は未知数です。GKのネト・ヴォルピをはじめ、実績のある選手に加え、さらに
加入の噂のある選手もおり、「未だ評価が定まらない」といったところでしょうか。

チームの軸になるべき外国籍選手に新加入選手が多い分、楽しみも多いですが、単純に考えれば、
監督交代がどちらに出るか分からない上、エースを抜かれた訳ですから、不安材料も挙げればキリが
ありません。

「新監督のサッカーが浸透し、新外国籍選手がハマれば上位も狙える」ということになるのでしょうが
いずれにせよ、不確実な要素が頭をよぎるため、toto的には前半戦はあくまで様子見していくしか
ないと考えているところです。

〇湘南ベルマーレ
(主なイン)
FWタリク、FW石原直樹、FW岩崎悠人、MF茨田陽生、MF福田晃斗、MF三幸秀稔、DF大岩一貴
DF馬渡和彰、GK谷晃生、DF石原広教、
(主なアウト)
DFフレイレ、FW野田隆之介、FW山﨑凌吾、MF菊地俊介、DF山根視来、DF杉岡大暉、
GK秋元陽太

昨季は浦和戦の劇的勝利などもあり、例年どおり存在感を示していましたが、監督問題で事態が一変し
最終的には紙一重でJ1残留となった湘南です。

一時は残留も危ぶまれた中、最後の最後で何とか生き残りましたが、今オフは杉岡、山根、山崎らの
主軸は流出。それでも粒揃いのメンバーを補充できており、全体としては致命的なダメージを受けた
印象まではありません。

ただポジション別に見れば、明らかに軸となるトップのプレーヤが見当たらないのをはじめ、秋元が
抜けたGKも不安が残ります。

スタイルそのものは、これまでの流れを踏襲していく形になると思われますので、大きな不安はあり
ませんが、それでも「まずは残留争いに加わらない」のがシーズン前半の目標になりそうです。

toto的にはなかなか最初から本命にするのは難しいと思われますが、これまでの「魂を揺さぶる」
ような試合がどれくらい見られるのか確認しながら、波乱設定していきたいと考えています。


「目標」はハッキリしているが・・・

〇サガン鳥栖
(主なイン)
FWレンゾ・ロペス、MF梁勇基、DFエドゥアルド、MF湯澤洋介、MF小屋松知哉、DF宮大樹、
DF内田裕斗、DF王嘉楠、GK守田達弥
(主なアウト)
MFイサック・クエンカ、DFニノ・ガロヴィッチ、、FW小野裕二、MF谷口博之、
MF福田晃斗、MF石川啓人、DF金井貢史、DF藤田優人、DF高橋祐治、DF三丸拡、DF安在和樹
GK石川慧

早々の監督交代で2年続けての残留争いの中、昨季もしぶとさを発揮してJ1残留を果たした鳥栖
ですが、スポンサー等の問題もあったのか、オフの動向はJ1クラブでは最も厳しく、今季も大きな
ビハインドを負ってのシーズンインとなりました。

ただでさえ得点力不足だったチームから最大の得点源かつチャンスメーカーであったクエンカが流出。
さらに福田、高橋、金井、三丸、小野といったレギュラークラスがチームを離れており、小屋松、内田ら
旬の選手の補充はありましたが、大きな戦力ダウンと言わざるを得ません。

厳しい材料が揃っていますが、唯一の拠り所はこのような状況下で過去2年「チームのパフォーマンスを
最大化できる救世主」であった金明輝監督がシーズンの最初から指揮を執れることでしょうか。

昨季のように「志の高いチームが挫折し迷走する」パターンがなく、目標がハッキリしている分、上位相手
には割り切った戦い方も選択可能です。いずれにせよ、2年続けてチームを救った金監督に命運を託す
シーズンになりそうです。

そういった状況下ですので、toto的にはなかなか張れないチームになりそうですが、ホームゲームの強さや
チームの粘り強さが維持されているのかどうかなどを確認しつつ、波乱設定していくことになりそうです。

〇横浜FC
(主なイン)
DFマギーニョ、FW一美和成、MF手塚康平、DF志知孝明、DF小林友希、GK六反勇治
(主なアウト)
FW戸島章、MF渡邊一仁、DF北爪健吾、GK辻周吾

シーズン序盤での監督交代が功を奏し、混戦のJ2をまくり切って、久々にJ1の舞台に戻ってきた
横浜FCです。

カテゴリーが上がったオフの補強は「大駒」は見えないものの、若手有望株を中心に堅実な内容と
なりました。

ただ、柏と違ってJ2の中でも戦力が抜けていた訳ではなく、J1の中では戦力的なアドバンテージは
感じられません。やはり、昨季後半スパートできた要因である松尾、中山に加え、新加入の一美、小林
ら若い選手がチームに勢いをもたらさないと残留も難しい印象です。

また、柏の監督として解任を経験し、見事J2でリベンジしてJ1に戻ってきた下平監督がどのような
采配を振るうのかも注目です。

toto的にはやはり昇格組であることから、序盤はなかなか張り難いとは思いますが、どれくらいJ1で
通用するのか、若手の成長も眺めながら、先入観を持たずにウォッチしていきたいと思います。


取り急ぎ、昨日に続いてJ1の9チームについて駆け足で触れてみました。

今日はちょっと辛口なコメントも多かったと思いますが、まあ、外れることが前提ですので、
ご容赦いただけたら幸いです。

昨日の分も併せて、簡単に管理人的な18チームの「分布」をまとめると

本命 川崎、鹿島
追うのが 横浜FM、C大阪
今季はチャンスあり 神戸、G大阪
上位候補も優勝にはやや迫力不足 FC東京、広島、札幌
混戦になれば可能性あり 柏
シーズン前から予想困難 浦和、名古屋
一定の順位は期待できる 大分
プラス・マイナス要素が混在 仙台、清水
まずは残留争いを回避 湘南
残留が最大のミッション 鳥栖、横浜FC 

まあ、今のJリーグは「夏移籍マーケット」で別のチームになってしまうことも多いので、予想は
あくまで「現時点では・・・」ということになりますが、そういった要素も加えると川崎から名古屋まで
12チームに「優勝の可能性」があると思っています。

「12チーム」ではもはや予想とは言えず、外れる前提で言い訳に走ってますねぇ・・・(-_-;

昨季も川崎を大本命にしており、スタイル的に好意を持っていた横浜FMでさえ「残留争いは回避する」
程度にしか予想しておらず、そういった意味でもtoto予想同様「確度も精度も低い予想」となります。

こんな感じですから、ここに御贔屓チームの評価が低いことに違和感のある方の多いかも知れませんが、
まあ、毎度totoが外れまくっている管理人ですので、私の評価が低い方が「実際は躍進する可能性が高い」
とお考え下さい・・・(-_-;(「失礼な物言い」には寛大な心でご容赦ください。)

さあ、いよいよJリーグ開幕モードです。

初回となる第1154回もいつものJリーグtoto同様、プレビュー、本命予想、最終予想の順に挙げて行きたい
と思います。

よろしければ、今シーズンも気長にお付き合いください。

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