Jリーグ小話

2019Jリーグ監督人事を眺めて~J1編

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いよいよ新年になりました。
もうすでに仕事が始まっている方が大半かと思いますが、本年もよろしくお願いいたします。

さて、2019Jリーグの移籍マーケットは、チーム始動に向け、公式発表のラッシュのようですが、
移籍動向の整理はもう少し後にするとして、監督人事を眺めてみて、早速色んな妄想をしている
管理人の気になった点を少しつぶやいてみます。

まずはJ1から・・・

あまり気づいていなかったのですが、J1は「続投」が多いんですね。
※入れ替わりや年数はこちらのサイトを参考にさせていただきました。
G・BLUE〜ブログとは名ばかりのものではありますが...ブログ。〜

新監督はセレッソ大阪 ミゲル・アンヘル・ロティーナサガン鳥栖 ルイス・カレーラスの2チームのみ
なのに対し、長期政権となっている湘南ベルマーレ 曹貴裁(8年目)、ベガルタ仙台 渡辺晋(6年目)、
ジュビロ磐田 名波浩(続投・6年目)をはじめ、昇格してきた松本山雅 反町康治(8年目)などかなり
長くやってる監督さんも多いですね。

普通、曹さんぐらいのレベルや、他にも結果を出し続けている監督がいれば、もっと大きなクラブに
引き抜かれるのが普通なんでしょうし(実際オファーがあったかどうかは知りませんが・・・)、
これだけ長期政権が多いのはある意味、日本的な人事なんでしょうかね。

なお、名波さんの続投に関しては、以下のコラムも出てて、監督という仕事の厳しさが伝わってきますね。
辞任から続投へ。ジュビロ名波監督が味わった残留確定後の壮絶な90分



やはり気になるのは新監督

J2から始まった「スペイン方面路線」は、J1にイニエスタやF・トーレスが来たことで
さらに加速しています。

まあ、ロティーナ監督については、そのキャリアから言えば、J1の舞台は何の違和感もありませんが、
前監督のカラーとはだいぶ違う印象もありますし、選手の入れ替わりも多いので、ますますその手腕には
注目が集まるところです。

かなり厳しいシーズンを送った鳥栖は、残留ミッションを果たした金明輝監督に代わっての
スペイン人監督ですがちょっと読めないところも多いでしょうか。

フィッカデンティ監督に続く欧州路線ではありますが、あまり継続性が感じられず、選手の引き抜きも
多いようですので、J2とはいえ、その手腕に好印象を残しているロティーナ監督と比較すると、
カレーラス新監督に与えられる環境はかなり厳しいものになるかも知れません。。

今季期待の監督は・・

個人的に期待しているのは、横浜F・マリノス アンジェ・ポステコグルー(続投・2年目)、
清水エスパルス ヤン・ヨンソン(続投・2年目)、ガンバ大阪 宮本恒靖(続投・2年目)の3人です。

横浜FMと清水の共通しているのは、攻撃的で魅力的なサッカー。
いずれも、残留争いに巻き込まれた時期があったり、好不調が激しい傾向がありましたが、
年間を通して見れば、少しづつ内容も右肩上がりでシーズンを終えた印象があります。

さらに研究される2年目になるとは思いますが、面白いサッカーを見せ続けて欲しいですね。

ガンバの宮本監督は言うまでもなく、就任後の短期間でチームを立て直し、残留だけでなく、
驚異的な成績を残しました。

まあ、前任者の問題はあったのでしょうが、それにしてもJ1で監督未経験だったとは思えない
見事な仕事ぶりでしたよね。日本人監督にとして「さらに上」も目指してもらいたいところです。

余談ですが「ツネ様」は監督になっても、その立ち振る舞い、スマートでカッコいいですよね・・・(-_-;)
2019シーズンは本来の「強いガンバ」の復活なるでしょうか・・・



反面、やや不安が残るのは・・・

まあ、不安を煽るのはよくありませんし、失礼なのは承知の上ですが、あえて管理人的に心配なのは
FC東京 長谷川健太(2年目)、名古屋グランパス 風間八宏(3年目)、サンフレッチェ広島 城福浩(2年目)の
3人の日本人監督になります。

昨シーズン前半好調で、後半失速した共通点を持つFC東京と広島。

両チームとも後半戦、その失速を払拭できないまま、シーズンを終えています。
年間を通しての成績は文句のつけようはないですが、どうしても終盤戦の勝てないイメージが残ります。

また、名古屋に関してはギリギリの残留でしたが、決して目指しているところはそこではなかったはず。
選手補強への積極性に比べ、監督人事はまさに我慢・忍耐といった感じでしょうか。

この3チームは序盤の成績によっては・・・ということも十分考えられるのではないかと思っている
管理人です。

現場のニーズに応えた編成ができるか。

いずれにせよ、監督だけでチームのパフォーマンスが決まる訳ではありません。
編成との両輪なのは言うまでもありませんし、クラブ全体の力で状況は大きく変わるものなのでしょうが、
今日はあえて「監督人事」という視点に絞って眺めてみました。

まあ、成績や内容が悪いと選手以上に批判の矛先になる監督さんは大変なのでしょうね。



次はJ1以上に交代が多く、話題性も多いJ2の監督人事を考察してみたいと思います。

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